こんばんは!パプリカミュージック店長の茂木です。
今日はK.Yairiさんから発売されている一五一会 音来(二ライ)Gの弦交換についてご説明したいと思います。
中古で手に入れたけどあれ?もしかしてもう純正弦売ってない?代替弦って何かないの?とお困りだった方、ぜひ参考にしてみて下さい!
K.Yairi 一五一会 音来(二ライ)Gとは?
一五一会とは沖縄出身のバンド、BEGINとK.Yairiが共同開発した、ギターと三線の合いの子的な創作楽器です。
「世界一簡単に弾き語りの伴奏ができる」のキャッチコピーの通り、指一本でコードを抑えることが出来る手軽さが特徴。
その廉価版として2004年に発売されたのが一五一会 音来、さらに後にナイロン弦仕様として発売されたのが今回ご紹介している一五一会 音来Gとなります。

専用の弦は販売完了している?
残念ながら一五一会 音来G用の専用弦というのは現在販売されていないようです。
ネットを探し回ったけど情報が出てこなくて困った、という方も多いのでは。
実は今回当店にも中古の一五一会 音来Gが入荷したのですが、調べても専用の弦の情報が出てこなくて困ってしまっておりました。一五一会 音来用のフォスファーブロンズを張ろうと試してみるとナットの溝幅が違ってそのまま入らないし。
というわけで意を決してメーカーのK.Yairiさんに直接聞いてみることにしました!
K.Yairi 一五一会 音来(二ライ)Gに使用出来る弦
当店スタッフが電話をかけ、事情を説明するとK.Yairiのスタッフさんが丁寧に教えてくれました。スタッフさん曰く、ダダリオのEJ33というボールエンドのクラシックギター弦の5弦、4弦、3弦、1弦を使用してくれればOK、とのこと。
ナット溝削ってフォスファーブロンズ張るか、、でもナイロン弦用に作られているのにフォスファーブロンズ貼ったらネックとかブリッジにかかる負荷が怖いなー、と諦めかけていたスタッフ一同がこの一言で歓喜したのは言うまでもありません。
他のクラシックギター弦じゃダメなの?
今回教えて頂いたのはD’Addario EJ33 Folk Nylon 80/20 Bronze/Clear Nylon Treblesでしたが、同じくらいのゲージのクラシックギター弦であれば使用可能だと思います。
ただ、気をつけなければならないのはボールエンドであること。
K.Yairi 一五一会 音来(二ライ)Gのブリッジはアコースティックギターと同じブリッジピンで弦を止める方式なのでボールエンドでないタイプのクラシックギター弦だと張るのが難しくなると思います。(弦の端をでっかい玉止めみたいにすれば張れなくもないと思いますが、ちょっと面倒臭いと思います)
ちなみにダダリオ EJ33の5弦、4弦、3弦、1弦は
1st:BEC028
3rd:BEC040
4th:BEB031W
5th:BEB037W
このような型番となっております。型番の数字が弦の太さなのでこれと同じ太さであれば同じように使用することが可能なはずです!
実際に張ってみた
特にここに関しては特筆すべきことはありませんが、せっかく完成写真撮ったので・・・
バーン!!

作業台が年季入りすぎですねw
何はともあれ、無事復活してくれた二ライG君!
次のオーナーさんに可愛がってもらってねー。
総括
というわけで今回はK.Yairi 一五一会 音来(二ライ)Gに使える弦のお話でした!
楽器って長く使える分、パーツの仕様が変わってしまったり、ACアダプタが生産完了になってしまったり、使用する上で重要なアクセサリーが手に入らなくなってしまうっていうことが結構ありますよね。
僕らも四苦八苦しながらリペアしたりメンテナンスしたりしています。
その中でみなさまのお役に立ちそうな情報が出て来ましたらまた投稿したいと思います!
最後までありがとうございました!
パプリカミュージック
店長 茂木