【試奏&レビュー】Effects Bakery An Bread DIを使ってPAでエレキギターを出力してみました【エフェクター】

こんにちは！ジャズギタリストの満田です！
DIが欲しいな〜、と思っていたところに最近何かと話題のEffects Bakeryから小型のDIが発売されてしまいましたｗ
これは確かめねばと思い、試奏してみた感想を書き連ねて行こうと思いますので、是非ご覧ください！

ではここからは弾いてみた感触などを交えまして個人的な感想を……

まずはこちらの動画をご覧ください。

ストラトキャスタータイプをAn Bread DIを通してミキサーに直接繋ぎ、スタジオのスピーカーから出力しております。今回はあくまでもサウンドメイクの指標にしたかったため、リバーブ以外は特に弄らずEQは±0の状態にしてみました。また、比較対象としてBOSS DI-1との比較も行なっておりますので、よろしければご参照ください。

中々良いのではないでしょうか！
前述の通りリバーブ以外は特に弄っていないセッティングですが、シミュレーターOFFの状態で比較的収まりの良いサウンドになっているかと思います！
逆にシミュレーターを起動した状態だとそのクセが押し出されるので、シミュレーターを使う前提でEQを弄って音作りした方が良さそうだと感じました。このDIでの音作り企画は第二弾も想定しておりますので、シミュレーターを活用した音作りに関してもその時に掘り下げたいと思います。乞うご期待！

BOSS DI-1との比較についてですが、動画だと若干分かりにくい部分はあるものの、An Bread DIの方がエレキギターとしてより美味しい部分が聴こえるように感じました。中音域の出方でしょうか。
また、BOSS DI-1等の一般的なDIはミキサーからのファンタム電源で駆動し、An Bread DIは通常エフェクターと同様に9V電源で駆動するという違いがあります。この辺りの使用感の違いは色々とありそうですね。

さて、冒頭でチラッとお話していた「DIが欲しい」ということにも関連するのですが、そもそも「何故DIを使うの？」「エレキギターはアンプを使えば良いのでは？」と思われる方もいると思います。
楽器をアンプでミキサーに接続したい場面は宅録等のレコーディングの他、配信やリモートレッスンなど最近では色々と増えてきたかと思いますが、それ以外にもありまして……。
それは会場にアンプはないけれどPAのセットはあるという場合です。普段はDJ系のイベントがメインの小さなライブハウスだったり、あとはそもそも演奏機材は全て演者の持ち込みが前提となるレストラン等の現場だったり。私の場合は後者が多いでしょうかね。大抵は小さめのアンプを持っていけば良いのですが、持ち込み機材の兼ね合いでアンプの持ち運びが大変な場合にPAのチャンネルをひとつお借りしたいことも多々あり……。というような具合でミキサーに通す前提のセットなども用意している訳なんですねー。
そんな時にまさにこのエレキギター向けなAn Bread DIは良いなー、と思ったんです。ボリュームが搭載されているのも大きなポイントで、自分でボリュームの調節ができるのは諸々の手間が省けて助かりますね。バンマスに何度もミキサーを弄らせるのは心苦しくもあるので……ｗ

動画をご覧頂ければ分かるかと思いますが、シミュレーターをONにした状態だと結構篭ったサウンドになってしまいました。活かすには少々EQの工夫が必要そうですね。ブリティッシュアンプのシミュレートとのことなのでVOXやMarshallのような特性になるとしたら個人的には結構ハマりそうなので、本格的なサウンドメイクを試してみるのが楽しみです！ミキサー接続用の自分のセットを用いたサウンドメイクを含め、次回のテーマにしたいと思います！
あとは今回はスピーカーから出力したサウンドをiPhoneのマイクで録っただけの簡単なものだったので、Line録音の質についても改めて検証してご紹介したいと思います！
乞うご期待！

はい、今回はEffects Bakery An Bread DIの試奏でした！
思った以上にまとまりの良いサウンドが得られてしまったため、このDIを使ってサウンドメイクの工夫をしてみる企画がお蔵入りしかけましたが、頑張って取り掛かりたいと思っておりますのでご期待くださいｗ

最後までご覧頂きありがとうございました！

 

パプリカミュージック
満田